エクストリームネットワークス(井戸直樹社長)は、IP電話機導入の簡略化が可能な新しいハンドセット・プロビジョニング・モジュール(HPM)を開発、IP電話機メーカーとのアライアンス強化に力を注ぐ。世界市場でIP電話機の採用比率は、今年3月の時点で65%にまで達しているという。このため、IP電話機の増大に伴う同社製スイッチの拡販を狙いに、HPMをオープンテクノロジーとして公開している。

 同社独自のネットワーク・オペレーション・システム「エクストリームXOS」を応用した「ユニバーサル・ポート」とHPMの組み合わせで、IP電話機導入の簡略化を実現した。HPM対応の電話機が自動的にネットワーク接続などの検知や設定を行う。これにより、ユーザー企業は規模を問わずに、IPテレフォニーシステムを導入する際の安全性や有効性、操作上の汎用性を向上できるようになる。

 対応するIP電話機は現在、アバイアやノーテル、シスコシステムズなど。井戸社長は、「ワールドワイドでIP電話機の採用率は65%に達している。日本は世界市場と比べると、サポートしている端末の比率はやや低いが、それでも50%は超えているのではないか」とみている。

 同社は、HPMをあえてオープンテクノロジーとして公開しているという。採用するIP電話機の増加による同社製スイッチの拡販が狙いだ。「企業向けIPテレフォニー事業の拡大を図っている国内のIP電話機メーカーとパートナーシップを深めていきたい」としている。

 昨年まで業績が厳しかった同社は、主力のサービスプロバイダやデータセンター向けのビジネスに加え、「エンタープライズ向けのビジネスを拡大する」ことに力を注いでいる。そのため、一般オフィスへの導入に照準を合わせた組織を設置。法人向け事業の拡大は、「アプリケーションソフトとの互換性を追求した『XOS』が優位性を持つ」と判断した。このほどXOS搭載製品のラインアップを拡充し、ハイエンドモデルだけでなくローエンドモデルでのXOS搭載を徹底している。

 また、販売代理店であるSIerとのアライアンス強化でネットワーク関連の製品・サービスの提供を拡充。同社のスイッチとIP電話機との連携で、販売代理店への支援強化を打ち出している。