ソニーは、フルハイビジョンよりもさらに高解像度化を図った「4K」の拡販に本格的に乗り出した。

 4Kは、4096×2160の解像度を実現し、フルハイビジョンの1920×1080を大きく上回る。現在では、デジタル化が進展する映画館などで、2005年以降導入が相次いでおり、全世界でこれまでに400台弱の導入実績を持つ。

 このほど同社では、4Kデジタルシネマ上映用トータルシステムパッケージを製品化。デジタルシネマプロジェクター「SRX-R220」などを中心に、映画館などへの拡販を図る。同パッケージの価格は1500万円から。

 一方、プラネタリウムなどのエンタテイメント分野、自動車デザインをはじめとする工業デザインシミュレーション分野、手術などの領域で活用する医療用プレゼンテーション分野、研究所などを対象にしたバーチャルシミュレーション分野などへの応用を目指して営業体制を強化した。この強化策によって「あらゆる分野に、4Kワールドを広げていきたい」(B2Bソリューション事業本部B&P統括コーポレートエグゼクティブ・大木充氏)としている。

 また、大木氏は、「まもなくハイビジョンが標準という時代が家庭にもやってくる。4Kはさらにその先を見据えたものになり、ソニーとしては、これを切り開く意味で、今後は積極的なプロモーションを開始する」とした。

 2010年には、国内1000の映画館にデジタルシネマを導入し、4Kの普及を図る考えだ。