電子情報技術産業協会(JEITA)は5月25日開催の総会で、秋草直之会長(富士通会長)の後任にシャープの町田勝彦会長を選出した。

 同協会の会長任期は1年。町田会長は、抱負を次のように語った。

 「安倍内閣はイノベーション、オープンを強調しているが、双方とも当協会と深い関係にある。イノベーションでは、地球環境、エネルギー対策などが重要になるが、JEITAのメンバーは省エネなどで世界に冠たる技術を持っている。さらに技術革新の主導権を握ることで、世界に貢献していきたい。また、オープンでは、通商環境のオープンさが何より求められる。JEITAメンバーを合わせると、国内で20兆円、海外で20兆円、計40兆円の生産を行っており、自由な競争ができるように今後とも努力していきたい」

 「2011年には、地上デジタル放送に完全移行するが、空いた電波をどう活用するか、廃棄されるブラウン管テレビをどうするかなど課題も多い。関係機関と協力しながら、スムーズな移行のために全力を上げたい」

 「研究開発もさらに強化しなければならないが、そのためには税制が重要なので、検討を加えて提言できるものなら提言していきたい」

 シャープがJEITA会長を送り出すのは初めてだが、絶好調の業績をあげている同社での経営手腕が、JEITAでも生かされるか注目される。