ソフト開発のWEBエンターテインメント(野手正之社長)は、今年夏をめどに検索連動型のテキストマイニングエンジンを完成させる。従来は固定的な辞書を基準にしてマイニングを行う方法が主流だった。同社ではこの辞書を“検索キーワード”に置き換えることで、時流を反映したマイニング結果を得られるようにした。ブログやウェブの文書を分析して、トレンドに即した広告をリアルタイムに打ち出す仕組みや、検索エンジン対策などに応用できそうだ。

 同社はテキストマイニングエンジンの開発で実績があるテグレット技術開発のグループ会社で、昨年5月に検索機能付きのツールバーを開発。インターネットブラウザに取り付ける方式で、これまで70万件のインストール実績がある。今回開発するエンジンでは、ツールバーから集まってきた検索キーワードを辞書化し、これを基にテキスト文書を分析。重要単語や相関関係などを浮き彫りにする。日々移り変わる検索キーワードをデータベース化し、リアルタイムにエンジンへ反映することで、「時流に即したマイニング結果が得られる」(野手社長)ようにした。

 社会の関心が高まっているキーワードを抽出できるため、インターネット広告や検索エンジン最適化などのマーケティング分野での需要が見込めるほか、過去蓄積した文書データベースの見出し付けなどにも応用できる。現代の価値観をもって過去の文書を分析することで「見出しの最適化が図れる」という。例えば、「TOB」の見出しに、最近話題に上ったペンタックスやHOYAなどを後から関連付けすることも可能になる。

 同エンジンを活用したアプリケーション開発やシステム構築を得意とするSIerなどと組んで、今後3年間で200-300件の受注を目指す。