三井情報開発とネクストコムの合併で2007年4月1日付で設立された三井情報(増田潤逸社長)は、合併初年度の今年度(08年3月期)に増収増益を達成できるとの見通しを示した。利益に関しては2ケタ増を見込む。営業利益率は、現状の6.2%から09年度に9.0%まで引き上げる方針だ。

 昨年度の連結業績は、旧三井情報開発が売上高で253億7700万円(前年度比4.9%増)と増収、利益については営業利益19億6000万円(53.8%増)、経常利益20億800万円(53.3%増)、最終利益11億4800万円(28.9%増)と大幅に伸長した。しかし、旧ネクストコムが売上高414億8400万円(6.4%減)と減収で、営業利益21億9900万円(21.0%減)、経常利益23億7000万円(24.0%減)、最終利益12億7700万円(23.0%減)と落ち込んだ。

 そのため、合併初年度である今年度は減収減益との見方が強かったが、業績予想は単純合算した2社の昨年度業績と比べて売上高が1.7%増の680億円、営業利益が17.8%増の49億円、経常利益が14.2%増の62億1000万円、最終利益が15.5%増の3億7500万円の見通しとなった。増田社長は、「ユーザー企業が求めているのは、コンピュータとネットワーク両方でコンサルティングからシステム構築、運用・保守までを一貫して行うこと。合併により、こうしたニーズに応えることが可能となった。したがって、初年度で成長できる」と言い切る。

 合併後、早々に両社のノウハウを生かしたビジネス戦略を立てる「営業統括本部」を設置したほか、各営業部門にチーフアカウントオフィサーを配置したことで「SIとNIの両事業を拡大する体制が整った」としている。

 また、中期的に力を注ぐのは営業利益率を上げていくこと。同社では、09年度に9.0%を目指している。昨年度の時点で営業利益率は6.2%。今後3年間でかなりの利益アップを実現することになる。「売り上げ拡大で利益を増やすサイクルの構築に向け、新規事業を立ち上げる」という。具体的には、サーバーとストレージ、ネットワークを網羅したインフラ基盤の提供や、CRMやVoIPを組み合わせた総合的なコミュニケーションシステムの提供、アプリケーションサービスの拡充などを掲げている。