【上海発】中国のローカルERPメーカーの金蝶国際は6月4日、IBMとリーマン・ブラザーズの合弁ファンドである中国投資基金が1.32億香港ドルで金蝶の7.7%の株を取得したと発表した。同時にIBMは、金蝶とグローバルな戦略的協調関係を結び、金蝶の国際化を加速化すると表明した。

 両社が当日調印した覚書の内容は、グローバリゼーションおよびSOA、マーケティング、セールス・チャンネル、カスタマ、コンサルティング、SaaSなど多岐に及ぶ。

 この動きが投資家から注目され、当日は香港証券取引所で史上最大の取引が行われたという。

 今回の提携相手にIBMを選択した理由について金蝶は「主に国際業務の需要を考え、ハイエンド製品とサービスコンサルティングの競争力を強めなければならない。IBMはそれに対応できる。国際的にみてもソフトウェア業は急速に変化している。SaaS化への動きは明らかであり、われわれも新たなチャレンジを試みる時期に差し掛かっている」と強調した。
魏鋒(ウェイ・フェン=ACCS上海事務所所長、shanghai@accsjp.or.jp)