AT&Tグローバル・サービス(湊方彦社長)は、オンデマンド型セキュリティサービス「AT&T Web Security」を今年10月をめどに提供する。ウェブへのアクセスをネットワーク網で運用管理するもので、回線提供の付加サービスと位置づけてユーザー企業を増やしていく。

 同サービスは、ユーザー企業がISPやパソコンのウェブブラウザに依存することなくインターネットのセキュリティを確保できることが特徴。ウイルスをはじめ、スパイウェアやトロイの木馬、不適切なサイトの閲覧などのウェブ通信をAT&Tの回線側でリアルタイムに監視する。外部からの社内イントラネットへの不正侵入を防ぐ「Web Malwareスキャン」、セキュリティポリシーに合わせインターネットへのアクセス制御が可能な「Webフィルタリング」、IM(インスタント・メッセンジャー)の利用制限「IM Control」という3種類のサービスで構成されており、ユーザー企業は自由に選択し、利用することができる。月額課金で提供し、価格は1ライセンスあたり数百円程度に設定。250ライセンスからの提供を予定している。

 同社では、「セキュリティ&コンプライアンス」の分野を事業拡大の柱に据えており、同サービスは事業強化の一環として提供することに踏み切ったという。岩澤利典・取締役ソリューション推進本部長は、「まずは、1万4000-5000ライセンスの大企業を対象にサービス導入を促していく」としており、提供開始後の1年間で20社以上の顧客企業を獲得する方針。オンデマンド型のアプリケーションサービスが浸透していけば、「中小企業への提供も視野に入れる」としている。