無線ネットワーク製品の開発を手がけるスカイリー・ネットワークス(梅田英和CEO)は、短距離の無線通信規格「ZigBee(ジグビー)」で事業拡大を図る。同規格に対応したSDK(ソフトウェア開発キット)を中心に展開、今年度(2008年6月期)の売上高は2億円規模を目指す。

 同社は、アクセスポイントが不要な「アドホックネットワーク」など無線関連に対応したSDKや端末を開発するベンダー。昨年11月にZigBeeのSDKを開発し、NECエレクトロニクスが無線の送受信部品を搭載した評価ボードを販売する際に同社と手を組んだ。梅田CEOは、「無線によるデータ送受信のニーズが一段と高まっている。そのため、これまでビジネスとしては規模が小さかったZigBee関連ビジネスが事業の柱として成長する可能性が高い」としている。

 開発したSDKは、ワールドワイドの標準化団体「ZigBee Alliance」の規格に対応していることから、モジュール関連機器メーカーからの問い合わせが増えているようだ。というのも、IEEE802.15.4に対応したSDKを開発するベンダーがほとんどで、独自仕様のものが多かったからだ。しかも、プロトコルスタック(ネットワーク上で必要なプロトコルを積み上げたソフトウェア群)も同社独自に開発したものであるため、「サイズの縮小化や必要な機能の取捨選択、独自機能の追加など顧客に応じたカスタマイズも可能」という。

 また、SIerやNIerなどがほかの無線規格と互換性が高い製品・サービスを提供できる環境も整備している。