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マイクロソフト、次期サーバーOSと仮想化テクノロジーのライセンス体系

2007/11/14 22:25

 マイクロソフト(ダレン・ヒューストン社長)は11月13日、次期OS「Windows Server 2008」日本語版のライセンス体系を発表した。また、ハイパーバイザー型の仮想化テクノロジーの名称を「Hyper-V」に決定。Windows Server 2008とは別に仮想化製品として「Hyper-V Server」日本語版を提供する。

 Windows Server 2008ファミリーは仮想化テクノロジー「Hyper-V」を含む、あらゆる規模と用途のビジネスに幅広く対応するため、ボリュームライセンスプログラムとOEMプレインストール、パッケージ製品で次のようなエディションを提供する。また、仮想化製品「Hyper-V Server」をボリュームライセンスプログラム経由とOEMプレインストールでWindows Server 2008とは別に提供する。

 「Windows Server 2008 Standard 日本語版」は、5または10クライアントアクセスライセンス、1仮想インスタンス実行権、Hyper-V 使用権を付属する。ボリュームライセンス、パッケージおよびOEMプレインストールでの提供となり、ボリュームライセンスはx86とx64を使用可能。パッケージはx86とx64メディアを含む。OEMは各社ごとに異なる。

 「Enterprise」は、25クライアントアクセスライセンス、4仮想インスタンス実行権、Hyper-V使用権を付属する。提供形態はStandardと同じ。「Datacenter」は、プロセッサライセンスでクライアントアクセスライセンスが別途必要。無制限の仮想インスタンス実行権、Hyper-V 使用権も付ける。ボリュームライセンス、OEMハードウエア プレインストールでの提供となり、ボリュームライセンスはx86、x64の使用権を含む。OEMは各社ごとに異なる。

 「for Itanium-based Systems」は、プロセッサライセンスでクライアントアクセスライセンスが別途必要。無制限の仮想インスタンス実行権付き。ボリュームライセンス、OEMプレインストールでの提供での提供となり、ボリュームライセンス、OEMともにItanium版を使用する。「日本語版」は、クライアントアクセスライセンス、追加仮想インスタンス実行権は付属しない。ボリュームライセンス、パッケージおよびOEMプレインストールでの提供となり、ボリュームライセンスはx86とx64を使用可能、パッケージはx86とx64メディアを含む。OEMは各社ごとに異なる。

 「Standard without Hyper-V 日本語版」「Enterprise without Hyper-V 日本語版」「Datacenter without Hyper-V日本語版」には、Hyper-Vの使用権がないほかは、「Standard」「Enterprise」「Datacenter」と同じ。「Hyper-V Server 日本語版」を仮想化インスタンスでサーバーを使用するためには、別途サーバーライセンスの購入が必要。ボリュームライセンス、OEM ハードウエア プレインストールで提供され、x64版のみの提供となる。
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外部リンク

マイクロソフト=http://www.microsoft.com/japan/