英メッセージラボが、日本での本格的な事業を開始する。

 メッセージラボは、1995年にインターネットホスティングサービスを目的に設立。99年からセキュリティサービス事業に参入しており、SaaS型セキュリティサービスでは、06年実績で全世界31.7%のシェアを持ち、第1位。世界16都市にデータセンターおよび営業拠点を展開し、約1万6000社、約700万人の利用者を抱える。日本においては、06年にオフィスを開設。07年8月から法人化し、これまでに約120社にサービスを提供している。

 「日本では、従業員数1万人以上のユーザー企業が10社ある」(アジアパシフィック担当バイスプレジデントのジェームス・スコリー氏)としており、すでに大手企業向けのサービスも拡大している。

 メッセージラボは、SKEPTICと呼ばれる同社独自の人工知能技術を用いることで、動的に変化する未知の脅威を検知。さらに、SaaS型とすることで、簡易で迅速なアップデートを可能にしている。

 「スパムの検知率は95%以上、ウイルスに関しては、未知のものを含めて100%の検知率をSLAとして提供できる」(英メッセージラボのエイドリアン・チェンバーレインCEO)とアピールする。

 これまで日本市場では、日本IBMおよびベライゾンを通じて営業活動を行ってきたが、07年8月に日本法人を設立したのにあわせて、販売パートナーの拡充など、本格的な展開に乗り出す。

 「今後1年以内に、サービスプロバイダやシステムインテグレータなど、10社以内のパートナーと契約し、日本の販売チャネルを構築する」(日本支社長の山本誠治氏)としている。

 日本市場でのSaaS型のセキュリティサービスの普及啓蒙活動が課題で、その浸透度合いが事業拡大に影響しそうだ。