東芝系保守サービス会社である東芝ITサービス(石橋英次社長)は、中期経営計画を見直す。今年度(2008年3月期)の業績が好調に推移し、09年度の目標売上高320億円を今年度に達成する見込みで、それに合わせて中期計画を練り直した。2010年度に売上高340億円を目指す計画を新たに策定した。

 東芝ITサービスの昨年度売上高は312億円。今年度は320億円を計画し、達成のメドがほぼ立ったとしている。親会社の東芝ソリューションとの連携強化と、東芝系以外のSIerから保守サービスを獲得するための営業活動が奏功、保守サービス案件が増加した。今年度上期だけで約10社の東芝系以外SIerと契約し、東芝系SIer以外の売上高が全保守サービスの約10%を占めるまでになった。

 新中期経営計画は来年度からの3か年プランで、2010年度に340億円の売上高を目指す。ハード保守サービス事業は好調とはいえ、急成長は望めないと判断し、顧客システムの遠隔監視などの「ITマネジメントサービス」を伸ばす。ITマネジメントサービスが全売上高に占める比率を今年度見込みから10ポイントアップさせ、約30%に引き上げる。

 地方市場の開拓にも力を注ぐ。全国的に拠点と人員を配置しているものの、顧客の60-70%が首都圏で、地方顧客の獲得が課題と認識。地方拠点を活性化させて、首都圏依存体質からの脱却を目指す。

 体制強化のために、人員採用枠を拡大。来年度は約60人の新卒社員を採用する。また、研究・開発の重点領域として運用サービス平準化のための技術確立に取り組むとしている。