マクニカネットワークス(宮袋正啓社長)は、仮想化環境を簡単に構築できるソフトを国内市場に投入する。同ソフトを開発した米国のベンチャーと交渉を進めており、近く販売契約を結ぶ模様だ。

 契約交渉を進めているベンチャーの社名は明らかにしていないものの、「日本では、他社が取り扱っていない製品」(宮袋社長)と国内総代理店になることを示唆している。国内市場に投入予定のソフトは、簡単に仮想化環境を構築できることに加え、VMwareなど仮想化OSとの互換性も高いようだ。「ユーザー企業にとっては、これまでの仮想化環境よりも、さらに使い勝手が良くなる」としている。

 同社は、ネットワーク関連機器のディストリビュータとしてSIerやNIer、リセラーなどを販売代理店として確保している。最近では、仮想化をテーマとしたニーズが高まりつつあり、販売代理店のなかには仮想化OSやブレードサーバーなどの販売に力を入れているところが多い。「販売代理店が、一段とビジネスを拡大できる環境を作ることがディストリビュータとしての役目」と、これまで国内投入されていなかったソフトの販売に踏み切った。仮想化技術のノウハウが少ない販売代理店にとっても「(仮想化関連という)新しいビジネスへの取り組みにつながる」としている。

 ネットワーク関連機器のディストリビュータを取り巻く環境は、スイッチなどハードウェアの売価下落から依然として厳しい環境にある。そんななか、同社は他社が取り扱っていない製品の調達で差別化を図り「堅実なビジネスを展開している」と自信をみせる。仮想化への着手も、「高付加価値のディストリビューションを手がけていく」ことが狙い。