映像関連システム開発のリミックスポイント(吉川登代表取締役)は、企業内システムで映像・音声データを共有するパッケージソフト「CorporateCAST」を開発、発売した。発売と同時に、富士ソフトおよびNTTアドバンステクノロジの2社と販売代理店契約を結び、営業体制を整えた。ブログやSNSなど文章や静止画を共有する企業内コミュニティツールは多いが、映像・音声共有機能は珍しく、新分野開拓に挑戦する。

 「CorporateCAST」は、多様な形式の映像や音声データを取り込んで一元管理し、社内で共有するためのシステム。企業向けブログやSNSなどでは文章や静止画を管理・共有し、コミュニケーションの活性化を図るが、同ソフトでは動画や音声もファイル形式を気にせず管理・共有が可能。小売業の接客マニュアルや店舗のディスプレイ方法を研修用映像として作成し、各店舗にネットワークを通じて配信するといった利用が見込めるという。試験運用ユーザーとしてすでに、生花販売サイト「インターネット花キューピット」を展開するi879が、花のラッピング方法を動画で説明するために「CorporateCAST」を活用している。価格は200万円で、保守費用が30万円。

 営業活動は、代理店を通じた間接販売で行う方針。数か月前から代理店契約交渉を進め、映像関連ソリューションに強い富士ソフトとNTTアドバンステクノロジの2社と契約に至った。当面は2社体制とし、代理店を増やす方針はないという。

 リミックスポイントは、画像処理やコンテンツ管理など映像データ作成・管理システムの開発に強みを持つ新興ITベンダー。2003年設立で、06年12月に東京証券取引所マザーズに上場した。昨年度(08年3月期)の業績は売上高が前年度比60.3%増の9億3200万円。当期純利益が同88.9%増の1億1000万円。これまで顧客の要望に合わせて個別にシステム開発してきたが、「CorporateCAST」発売を機にパッケージソフト事業に進出した。