NEC(矢野薫社長)と東南アジア地域を統括するNECアジア(シンガポール、八木智裕社長)は、総務省が実施する「国際情報通信ハブ形成のための高度ICT共同実験」に参加。一環として、マルチベンダー間における無線IP電話の内線通話の実証実験を日本-シンガポール間で開始した。同実験では、無線IP電話の国際間ローミングを行うために必要な位置情報を、異なるベンダーの企業向けSIPサーバー間で管理する技術を確立し、無線IP電話の国際ローミングサービスの実証を行う。

 携帯電話については国際ローミングがすでに実用化されているが、無線IP電話の場合、SIPサーバー間の位置情報の管理とその接続仕様が確立されていないため、同一ベンダーのSIPサーバー配下にある端末間での動作に限定されている。同実証により無線IP電話の国際ローミングサービスが実現され、SIPサーバーおよび無線IP電話のさらなる普及とより高度なサービス開発への応用が期待できるとしている。