ネットマークス(大橋純社長)は、データセンター(DC)向けシステム構築ビジネスの拡大を目指し、ネットワーク機器だけでなく、サーバーやストレージの仮想化ニーズをキャッチアップして運用管理サービスの強化を図っている。近くリモート運用サービスを強化する計画だ。

 DC向け事業の拡大は、センター内にサーバーを集約、ストレージを含めた仮想化ニーズが高まっているためという。大橋社長は、「NI(ネットワークインテグレーション)の観点からSIを視野に入れたビジネス展開を行っていく」としている。そのため、リモート運用のメニュー拡充などをサービス面を強化。DC運営者がコンピュータシステムやネットワークインフラ管理の手間が省ける環境を作っていく。

 今年度第1四半期は、売上高や利益など具体的な数字を明らかにしていないものの、「昨年度同期と比べれば、順調な業績をあげている」と満足げな様子だ。SIerの日本ユニシス傘下となり、業界ではネットマークスの方向性についてプラスとマイナスの両面で憶測が飛んでいたが、「(ネットワークインテグレーションという)本業に専念できるようになった」としている。

 DC向け事業でサーバーやストレージなどコンピュータ分野までを守備範囲としたビジネスを手がけることができるのは、バックに日本ユニシスやユニアデックスが控えていることが最大の理由。ネットマークスがユーザー企業にアプローチをかけ、ネットワークにとどまらない幅広いニーズがでてくればグループ会社との連携でソリューションを実現するという流れを構築しつつあるというわけだ。

 また、最近ではUC事業の拡大も本格化。ユニアデックスなどと連携して提供していくワークスタイルの変革コンセプト「PowerWorkPlace」で、フリーアドレスや在宅勤務などをテーマとした5種類のメニューをパッケージ化した。こうした事業強化で、2010年度までに営業利益率5%の獲得を狙う。