Windows + Servicesコンソーシアム(Wipse、松倉哲会長)とマイクロソフト(樋口泰行社長)は、OpenXMLの相互運用性に関する実証実験を、東京のマイクロソフトイノベーションセンターで、7月25日および28日、29日の3日間にわたり共同で実施した。

 OpenXMLは、Ecma(ヨーロッパ電子計算機工業会)での承認に続き、ISO/IEC(国際標準化機構国際電気標準会議)での承認基準を満たした世界標準のデータフォーマット。今回、世界で初めて複数のソフトウェア企業による、ビジネスシナリオに即したOpenXMLの相互運用性実証実験を行った。

 Wipseは、Windowsプラットフォームとサービスを融合した新時代のユーザー体験の普及、啓発を目的とするコミュニティ。07年6月の設立以降、現在までに80社が参加し、テーマごとに6つの技術分科会を設けて活動を行っている。

 今回の実証実験では、OpenXML分科会メンバー企業4社とマイクロソフトが協力。各社は、それぞれ提供される製品をベースに実験環境を構築し、各製品間でのOpenXMLベースの円滑なデータ交換を確認。これにより、企業や事業の規模にかかわらず、システム構築などにおいて公開されたOpenXMLの仕様を参照することで、システム構築にかかわる工数および開発コード数を平均60%削減できることを実証した。

 今後、Wipseは、実証実験の成果を会員企業で共有し、OpenXMLを活用した各種ソリューション開発を推進するほか、OpenXMLの普及を図り、新たなビジネスチャンスの創造を支援する。OpenXML部会メンバー各社は、OpenXML対応ソリューションの開発と製品やサービスを提供する。マイクロソフトは、パートナー支援プログラムを通じてOpenXMLソリューション構築を支援するほか、製品のオープン性と相互運用性を強化し、開発者やパートナー各社、ユーザーや競合他社のビジネスチャンスや選択肢の拡大を図る。