サイバーステーション(福永泰男社長)は、自社のウェブサイト上で簡単に動画配信できるASP「CYBER MOTION(サイバーモーション)」に携帯電話への配信機能を追加した。同社は、今年度(2009年6月期)中に200ユーザーへの導入を目指している。

 動画は文字や写真だけでは伝えきれない部分を伝えられるツールとして、企業のプロモーションなどで注目されている。だが、動画の配信システムを自社で持とうとすると、高額の構築費用が発生する。同社の提供するASPサービス「サイバーモーション」はソフト・サーバー・インフラなどをオールインワンで提供するため、導入コストを抑え、特別なスキルを必要とせず、簡単に自社サイト内で動画を配信することができる。

 今回、顧客の「より効果的な販促ツールとして利用したい」という要望により、携帯電話への配信機能を追加した。携帯電話用に動画を変換して配信する場合、「正確に表示させるために各キャリアの端末ごとに対応させる必要があり、運用には手間を要した」(福永社長)。「サイバーモーション」は一つの映像コンテンツで、PCのほか、Wii、プレイステーション3などのゲーム端末、各キャリアの携帯端末に配信できる、ワンソースマルチプラットフォームが特徴。9月中旬には、iPhoneにも対応させる予定だ。配信環境は、回線の負荷にあわせて、0.5MB/秒からとなっているが、アクセスが集中しても、安定的な配信を実現したCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)で柔軟かつ円滑に対応する。また、運用にあわせて、ストレージの容量を増やすオプションも用意した。

 APIの無料提供により、ユーザーは動画配信を利用したイーコマースシステムなど、独自のウェブシステムの開発も可能となっている。

 同社はこのサービスを、今年度(09年6月期)中に200ユーザーに導入することを目標としている。