セキュリティアプライアンスの専業ベンダーである、ウォッチガード・テクノロジージャパン(本富顕弘社長)は9月12日、「Watch Guardパートナーフォーラム」を東京・セルリアンタワー東急ホテルで開催した。同社は今後の販売強化体制について説明するとともに、UTM(統合脅威管理)を進化させたXTMについても言及した。

 米ウォッチガード・テクノロジーズはワールドワイドで1万5000社のリセラーを抱えるセキュリティアプライアンス専業ベンダー。中堅・中小企業向けソリューションで強みを持っており、今年の春には全世界で50万台出荷を達成したという。

 同社は今後力を入れる製品として、拡張可能な、また未知の脅威である『ThreatX』への迅速な対応という意味も含めたUTMの進化系である新製品「XTM」をリリースする予定と発表した。日本法人であるウォッチガード・テクノロジージャパンの本富社長は、「今春、IDCが『XTM』という進化形のUTMを発表した。『Extensible Threat Management』、日本語では『拡張可能な脅威管理』と訳しているが、この次世代UTMをウォッチガードが切り開いていきます」と力強く語った。今後はより強固なセキュリティや、管理の柔軟性、容易性などをUTM、XTMで実現させるとしている。

 本富社長は日本での販売戦略について「リセラーが売りやすい仕組みを作らないといけない。そのために独自にマーケティングマネージャーを置き、パートナーを支援するポストセールスの技術サポートメンバーを年内に置く。パートナーにいかに売りやすい仕組みを提供するかを日常的に考えていく」と訴えた。

 同社は現在、主として大規模向けのUTM「Firebox X Peak(ピーク)」をはじめ、中規模向けの「同Core(コア)」、SOHOなど小規模向けの「同Edge(エッジ)」の3製品を展開しているが、「現状は売り上げの70%を『コア』が占める。この比率を3製品がそれぞれ30%ずつとなる水準に伸長させたい」と本富社長は構想を語る。

 フォーラムでは、パートナーに向けて、UTM市場や、中小企業におけるセキュリティ投資の状況について述べたうえで、UTMのメリットや同社製品の優位性について説明した。UTM市場は拡大傾向にある。「Firebox X」では「Edge」から「Peak」まで「見えるファイアウォール」をメッセージに「ウォッチガードシステムマネージャー」を提供している。モニタリングログ管理、レポーティングをリアルタイムでグラフィカルに示し、分かりやすいのが特徴。ハイエンドの他社製品と比べても同等のパフォーマンスで安価に導入することができるとしている。