SRA(鹿島亨社長)は、ソフト開発事業の原価率低減を狙いに、オフショア開発を活発化させる。現在、インド子会社を活用したオフショア開発を手がけているが、今年度(2009年3月期)下期から中国の協力会社での開発も始める。インド子会社への発注数も増やす計画で、高収益体質づくりを加速させる考えだ。

 SRAのオフショア開発は今のところ、インド子会社で800人月活用している。鹿島社長はこれを早期に約2倍の1500人月に引き上げたい考えを示す。加えて、下期からは中国の有力ソフト開発企業とも提携し、400人月発注できる体制を整えた。

 オフショア開発を活用する狙いは、ソフト開発ビジネスの原価率低減による利益率向上にある。鹿島社長は昨年度を最終年度とした3か年中期経営計画で、目標の一つに経常利益率8%の確保を掲げていた。実績は経常利益率9.3%となり、目標を大きく上回った。

 今年度以降も利益率向上を目標にしており、新たな中期目標では、2010年度までに経常利益率10%の確保を定めた。

 鹿島社長は、「前中計では主に販管費の削減に力を注ぎ、その成果で営業利益を引き上げられたことが大きい。今回の中計では、粗利益率の向上に重きを置き、売上原価率の低減を強化する」と方針を述べている。

 オフショア開発の活用以外にも利益率が低いプロジェクトを見つけ出し、高収益体質に変更するためにプロジェクトマネジメントを強化する。また、営業の仕組みを改善する活動も今年度から推進しており、利益率向上をさらに加速させたい考えだ。