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NECインフロンティア 入退室管理の新製品を発売
2009/09/18 21:39
週刊BCN 2009年09月21日vol.1301掲載
連携容易に、中堅・中小に拡販
調査会社の調べによると、セキュリティ関連市場のうち、入退室管理製品の市場規模は年々拡大しており、ICカードなどを活用したオフィスソリューションも広がりを見せている。このことから、国内営業事業本部ネットワーク営業事業部ソリューション営業推進部の岩尾浩司マネージャーは、「入退室管理システムとPCログインを組み合わせ、本人認証しなければPCやプリンタが使えないといった、物理セキュリティと各種情報システムとの連携ソリューションのニーズが高まっている」と説明する。そこで今回、各種セキュリティシステムやオフィスシステムとの容易な連携、拡張性をさらに高めた「SecureFrontiaX(セキュアフロンティアエックス)」を市場に投入した。
中堅・中小企業をメインターゲットとして拡販するほか、既存顧客に対しては、「最近導入したユーザー向けには増設を、使用期間5年クラスのユーザーにはリプレースを提案する」(国内営業事業本部の佐藤博人・ネットワーク営業事業部長代理兼ソリューション営業推進部長)としている。
既存販社はNECグループ会社含めて約10社。入退室管理製品と各社が得意とするソリューションとを組み合わせることが容易であることから、OA機器販社からの問い合わせが多いという。また、同社のオフィス電話交換システム「UNIVERGE AspireX(ユニバージュ アスパイアエックス)」を扱う営業部門を通じた販路も確立しつつある。
新製品は音声ガイダンスはそのままに、従来のICカードリーダと比べ、サイズを40%縮小したほか、50%の軽量化を実現した。各システムのマスタデータベースを一元管理することにより、管理の煩雑さを解消。マスタには10万人まで登録できる。また、設置すれば入退室管理はすぐに使える仕組みで、1扉から導入することも可能だ。(鍋島蓉子)
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