NEC(矢野薫社長)とトレンドマイクロ(エバ・チェン社長兼CEO)は、NECのネットワークアクセス制御技術とトレンドマイクロの不正プログラム検知技術とを統合し、新しいセキュリティソリューションを共同開発する。2社の開発拠点で開発を進め、2010年上半期をめどに製品化を目指す。

 2社が開発するのは、未知の不正プログラムでも検知が可能なトレンドマイクロのセキュリティソリューション「トレンドマイクロ・スレット・マネジメント・ソリューションTMS」に、NECのネットワークアクセス制御技術「プラグ・アンド・セキュア・テクノロジー」を組み込みこんだソリューション。

 NECの技術を使い、企業ポリシーに違反した端末1台ごとに隔離ネットワークを割り当てて、端末単位で個別の隔離を行う。同時に、隔離対象の端末同士のネットワーク通信も防止。TMSとの連携によって、未知の不正プログラムを含むウイルス感染をリアルタイムで把握できる。

 通信プロトコルに依存せずに、企業内ネットワークに接続しようとした端末がIPのパケット通信を行うよりも早いタイミングで端末の隔離ができる。隔離ネットワーク内で、脆弱性に対するパッチの適用や、会社が定めているセキュリティソフトがインストールされているかなどを確認する。

 2社は日本市場で製品の連携を図ってきたが、今回の共同開発で関係を強化。新ソリューションで世界的に事業を拡大する。