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日本ネクサウェブ RIA技術で業績伸長 基幹系業務システムの刷新需要つかむ
2010/06/17 22:03
週刊BCN 2010年06月14日vol.1337掲載
矢形勝志社長 |
日本ネクサウェブは、大規模業務システム向けのRIAインタフェースに特化し、かつバックエンドのロジック部分まで踏み込んだフレームワークを揃えている点が強み。景気が回復基調にある今、大企業がこれまで保留してきたIT投資を再開し始めていることが、「追加オーダーにつながった」と同社はみている。
もう一つ重要なポイントは、メインフレームやクライアント/サーバー方式で構築された古い基幹系業務システムの刷新需要だ。閲覧するのに特殊なクライアントソフトや、専用の情報端末が必要なケースがあるなど、維持コストがかかる。RIAは汎用的なブラウザで閲覧でき、特殊な端末も必要ない。基幹システムへの新規投資は金銭的に難しいが、コスト削減できるなら投資してもいい──。そんなユーザー企業のニーズを掴んだ。
課題は、新規顧客の開拓スピードをどこまで高められるかにある。受注が拡大基調にあることから、比較的規模の大きいユーザー事例カンファレンスを新日鉄ソリューションズやTISなどのビジネスパートナーの協力を得て6月下旬に東京と大阪で開く。こうしたカンファレンスは今回が初めて。当面は事例カンファレンスを年2回、他に小規模なセミナーを年4回ほど開催。認知度を高め、新規顧客の開拓へとつなげる。ビジネスパートナーと協調した販売施策を活発化させることで今年度(2010年12月期)の売り上げを前年度比で50~80%伸ばす方針だ。(安藤章司)
RIA技術を使えば、高度な業務アプリケーションのインタフェース画面を、
ブラウザ上で容易に表示できる
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