【上海発】トレンドマイクロ(エバ・チェン社長)は、主力のコンシューマ向けセキュリティソフトで、中国市場でのシェアを拡大し、2013年をめどにシェア3位の獲得を目指す。今年4月に四川省・成都で販売に着手したのに続き、7月ないし8月には山東省でも販売を始める予定だ。当面はこの2都市に絞ってコンシューマ向け製品を積極展開する。

 同社の中国現地法人、トレンドマイクロ中国の張偉欽・グローバル研究開発長兼グレートチャイナ地域担当執行副総裁は、「最近、かつて非常に強かった国内セキュリティベンダーの勢力が弱まるなど、中国のコンシューマ市場への参入チャンスが拡大している」と判断。同社は他の外資系セキュリティソフトメーカーに比べると参入が遅れていたが、これチャンスと捉えて本格参入する。

 上海や北京など、巨大都市での本格的な販売は控え、成都や山東省などの参入余地が大きい地方都市に絞って展開。これらの地域での事業が成功すれば、他の地方都市への販売拡大に乗り出す考えだ。「来年からは収益を出し、2013年までには中国で販売シェアで15%程度、まずは3位を目指す」(張副総裁)と、拡大に意欲を示している。(ゼンフ・ミシャ)

トレンドマイクロ中国の張偉欽・グローバル研究開発長兼グレートチャイナ地域担当執行副総裁