トレンドマイクロ(エバ・チェン社長兼CEO)は、企業内ネットワークにおけるプログラムの振る舞いによって未知のマルウェアを検知する「Trend Micro Threat Management Solution」を提供している。

 このソリューションは、疑わしいプログラムの挙動を検知してログをトレンドマイクロに送信する「Trend Micro Threat Discovery Suite」と、マルウェアと判断された場合に、原因追求と駆除を行う「Trend Micro Threat Mitigation Suite」を組み合わせたもので、トレンドマイクロのリージョナルトレンドラボの専門家がログを分析してレポートを提供するサービスを合わせて提供する。

 クライアントにエージェントをインストールする必要がなく、企業の海外拠点や、Windows NTといったレガシーOS環境やATM、交通系端末といった産業用機器でも導入が可能で、海外拠点をもつ企業には、現状で約10社に提供を行っているほか、国内でも多くのパートナーが製品を取り扱っている。

 海外への展開は、アジアを中心に拠点を構える日系のグローバル企業をユーザー企業とし、日系通信事業者、SIerの現地法人の協力を得て導入している。システムのサポートについては、通信事業者、SIerが行うが、機器を設置する際にはトレンドマイクロのスタッフが出向くことも可能という。

 一方、国内ではトレンドマイクロの既存のパートナーである、ダイワボウ情報システムや丸紅インフォテックといったディストリビュータやSIerを介して製品を展開している。導入に際してコンサルティングが必要な案件についてパートナーがコンサルティング部隊をもっていない場合は、トレンドマイクロのコンサルティングSEによるコンサルティングも踏まえた「導入支援サービス」を受けることができる体制を来年早々に構築する予定だ。トレンドマイクロはこのソリューションについて、今後1年間で3億円の販売目標を立てている。(鍋島蓉子)