SCMソリューションを手掛けるフェアウェイソリューションズ(殷烽彦社長)は、電子部品、電子デバイスなど生産財を扱う業種向けにソフトウェアレンタル型のフォーキャスト(需要情報)管理/発注業務支援ツール「Buddy-S/R Ver1.0」を月額1万円で提供開始した。直販を中心とし、3年間で1000ライセンスの売り上げ目標を立てている。

原田英典部長
 フェアウェイソリューションズが開発・提供する「Buddy-S/R Ver1.0」は、取引先から入手した需要情報(フォーキャスト)から、必要な発注量を計算したうえで、在庫削減や欠品、デッドストックを防止する電子部品/電子デバイス業種向けフォーキャスト管理/発注業務支援ツールである。同一製品の継続的な需要情報管理に適している「Buddy-R Ver1.0(ローリングフォーキャスト型)」と、受注伝票に近い入力形式で、単発での需要情報管理を行う「Buddy-S Ver1.0(伝票型)」の2種類を用意した。

 同社では直販を中心に営業活動を展開。セミナーを開催し、製品の認知度を高めていく。また、将来的にはパートナーとのアライアンスも視野に入れているという。

 電子部品や電子デバイス製造業では、取引先専用に生産したカスタム品の発注や在庫を顧客担当営業や営業アシスタントが管理しているケースが多いが、業務が煩雑になるにつれ、発注漏れや欠品、デッドストックが出てしまうリスクが高まってくる。そこで、電子部品/電子デバイスを中心とした生産財のビジネスをモデル化。必要な機能を絞り込み、レンタルライセンスによる、初期費用ゼロ、月額1万円という安価な業務支援ツールを実現した。データベースソフトウェア、ミドルウェア、初期設定などは無償で提供する。同社の原田英典・プロダクトマーケティング部部長は「全社導入ではなく、現場の担当個人個人に気軽に使ってもらえ、かつ費用対効果が高い製品を目指した」と開発意図を説明する。

 ソフトウェアレンタルのため、ユーザー企業の社内サーバーに導入することが可能なほか、ホスティング業者のレンタルサーバーを活用して、SaaSのような形で利用することもできる。機能面ではとくに、フォーキャストの精度向上を図ったほか、発注計算の自動化、また、リアルタイムでグラフィカルに欠品、デッドストックを可視化、警告する機能が強み。3年間で導入社数100社、1000ライセンスの販売を計画している。

 フェアウェイソリューションズは、元ウッドランド(現フューチャーアーキテクト)の創業社長、柴田隆介氏が2000年に設立。卸売業/製造業の在庫引当・手配処理・補充計算・需給調整に特化した業務実行支援ソフト「φ-Conductor Series(ファイ・コンダクター・シリーズ)」を販売し、国内大約900 サイトに導入した実績をもっている。(鍋島蓉子)