ネットワールド(森田晶一社長)は、ネットワーク関連機器メーカーの韓国ハンドリームネットと国内総代理店契約を締結し、第一弾としてセキュリティスイッチ「SGシリーズ」の販売を開始した。新世代のセキュリティスイッチとして、韓国で高いシェアを保持する製品を日本にも浸透させる。

 韓国ハンドリームネットは、韓国のL2スイッチ市場で30%近いシェアを獲得しており、サムスン電子やLG・エリクソンなど、韓国の有力なメーカーに対してOEM(相手ブランドによる製品供給)提供の実績ももっている。一方、ネットワールド側は「国内スイッチ市場が成熟しているなかで事業拡大を図るには、国内にないユニークな製品を販売していかなければならない」(森田社長)と判断、国内総代理店になることを決めた。日本の市場では、ハンドリームネット日本法人(琴正在・日本支社長)とネットワールドがパートナーシップを深めることで製品を拡販していくことになる。

 商流は、ネットワールドの販社経由がメイン。加えて、これまでハンドリームネットを取り扱っていたベンダーもネットワールド経由で販売することになる。ハンドリームネットの琴・日本支社長は、「当社にとっては、次のステージに上がることができた。ネットワールドとの“二人三脚”で、当社の製品を日本に浸透させたい」と語る。琴氏は、日本支社長の役職と韓国本社の副社長を兼務しており、「日本市場に適した製品を(韓国本社の)開発部門へ迅速に伝える」としている。これは、日本市場には品質面で高い要求があり、そのニーズに応えた製品こそが世界で通用すると判断しているため。日本で吸い上げた声を製品開発に生かすサイクルを構築した段階で、「日本をヘッドオフィスにすることも計画している」という。

 「SGシリーズ」は、スイッチとセキュリティの機能をそれぞれ物理的に分離。有害なトラフィックを検知・遮断し、ワームやウイルスに感染したクライアント端末のアクセスやユーザーの不正使用などを防ぐことになるほか、スイッチの性能を下げることなくセキュリティが機能することが特徴だ。セキュリティ対策が不十分な企業や、社内にネットワーク管理者がいない環境の企業に適した製品だ。

 森田社長は、「SGシリーズは差異化を図ることができるので、当社の販売パートナーが売りやすい製品になると思う。これによって、ユーザー企業のL2スイッチのリプレースを促すことができる」と判断している。(佐相彰彦)

ネットワールドの森田晶一社長(写真右)とハンドリームネットの琴正在・日本支社長