アンラボ(金基仁社長)は、ソニーのゲーム機「プレイステーション」のネットワークサービスから過去最大規模の情報漏えいが発覚したことを受け、ゲームサービスからの情報漏えいについて注意喚起した。

 米国版「プレイステーションブログ」は4月27日、「プレイステーションネットワーク」と「キュリオシティ オンラインサービス」から7700万人の顧客情報が盗まれた可能性があることを発表した。顧客名、誕生日、アクセス情報、コンテンツ購入内容、クレジットカード情報が漏えいしている可能性があるため、カード決済記録を確認する必要があるという。こういった大型の攻撃は、類似の手口やツールを利用して別のターゲットに対し繰り返されることが多く、アンラボでは情報漏えいへの注意を改めて呼びかけている。

 アンラボ日本法人副社長のチャン・デフン氏は、「世界のゲーム市場は約1000億ドル(8.4兆円。Avista Partners試算)であり、今後数年間にわたり10%以上の成長が見込まれる巨大市場のため、多くの金融および個人情報が蓄積されている」と説明。「膨大なデータは格好の攻撃対象になる。このような攻撃は、ほとんどの場合気づかないうちに静かに進行し、発見したときは手遅れな場合が多い」と指摘した。

 コンピュータ緊急対応チーム長のシム・ヨンソプ氏は、「ハッカーに対する分析よりもまず、ネットワークやシステムの動きを可視化し、ログをリモートに保存・分析するシステムを準備するべきだ。常に脅威に備えた危険診断と定期的な脆弱性診断を行い、小さな予兆を見逃さないようにすることが大きな事故を防止する唯一の備えである」と警告した。