業務ソフトを活用した中小企業に経営コンサルティングを提供しているディー・マネージ(萱沼徹代表取締役)は、PCと携帯電話で給与明細を閲覧できるクラウドサービス「フォーカス給与明細クラウド」を提供している。

 「フォーカス給与明細クラウド」は、「弥生給与」「給与奉行」に対応し、エクスポートされたデータをそのまま取り込める。企業はインフラを必要とせず、イニシャルコストや管理の手間の削減など、クラウドのメリットを享受できる。

操作メニューのイメージ

 給与計算ソフトの計算結果をデータセンター(DC)にアップロードすれば、最大3年まで遡って明細を参照できる。従業員は、PCや携帯電話を通じて給与明細をウェブ上で確認。必要に応じてPDFで印刷できる。萱沼代表取締役は、「PDFファイルをメール配信するサービスは少なくないが、当社のサービスはDCにアクセスしてデータを参照する仕組みを採用している。中小企業はインフラ投資を削ることができるし、メールアドレスの配信管理の手間やPDFファイルの拡散によるセキュリティ上の課題に直面することがない」と説明する。

 このほか、「『弥生給与』で印刷した場合と同等の給与明細を利用できるのは当社ならでは」だという。弥生ユーザーは、操作性などに違和感を感じることなくサービスを利用できる。

給与明細のイメージ

 クラウドサービスの主な対象は、50人から100人の中小企業。現在、医療や物流、派遣などの分野で採用が進んでいるという。「デスクワークばかりではない業種からのニーズが高い」。

 今後は、間接販売にも注力。すでに5、6社がパートナーとして名を連ねているという。また、現在提供している「弥生給与」「給与奉行」のほかに、汎用版を6月にリリースする。「PCA給与」や「給与大臣」などには、今秋から順次対応する予定。年内に120社の利用を目指す。

 現在、最大で2か月間(申込み月から翌月末まで)無料で利用できるIDを提供している。(信澤健太)