エス・アンド・アイ(S&I、藤本司郎社長)は、クラウド環境での利用に特化したノートブックとデスクトップ型のシンクライアント端末「ThinBoot ZERO(シンブートゼロ)」を発売する。

 「ThinBoot ZERO」は、S&Iがレノボ・ジャパンからのハードウェア供給を受け、レノボ製パソコンをシンクライアント端末として提供するもの。レノボ製パソコンの使いやすさを、シンクライアント環境へ移行する際に踏襲することができる。シンクライアントとして利用するためのソフトウェア・モジュールをプリインストールした状態で出荷するので、迅速に運用を開始できる。

 プリインストールOSには、「Windows Embedded Standard 2009」と「Windows Embedded Standard 7」を採用している。フラッシュメモリ/内蔵ストレージから起動し、シンクライアント・システムに接続することで仮想デスクトップとして利用することができる。データを端末の内部に保存することができない仕組みを備えているので、企業の情報漏えい対策として適していることに加え、災害による出社制限時などでも、モバイル環境または自宅からオフィス同様の業務を実行できるシンクライアント・システムの専用端末として活用できる。

 税別価格は、B5ノートサイズ「ThinBoot ZERO B5 NOTE type」が8万3900円、A4ノートサイズ「ThinBoot ZERO A4 NOTE type」が7万4900円、ディスプレイ一体型デスクトップ「ThinBoot ZERO DESKTOP type」が6万8900円。

 同社は、「ThinBoot ZERO」の提供にあわせて、シンクライアント端末の大規模(100台以上)導入を想定し、運用管理が簡単な「Secured Desktop Cloud Management Server(SDC-MS)」を開発した。「SDC-MS」によって、シンクライアント端末の接続状況やソフトウェアのバージョン管理を一括で行うことができる。「SDC-MS」は、「ThinBoot ZERO」の購入者に無償で提供する。