富士通システムズ・イースト(石川享社長)は、海外ビジネスを強化するために、2013年度(14年3月期)に海外法人を設立することを計画している。石川社長が、本紙の取材で明らかにした。

 シンガポールなど、多くの既存顧客が現地法人を置く東南アジア地域での設立を検討している。共同での利用を想定しており、富士通システムズ・ウエスト(鈴木英彦社長)と協力して準備を進める。設立後は、日系企業のサポートを中心に事業を展開し、将来的には、蓄積したノウハウを生かしてソリューション化し、地場企業にも拡販していく。

 石川社長は、日本経済の展望が不透明なことから、「国内だけに依存した体質では、先行きが心配」として、グローバルへの取り組みを加速。「今年度の海外売り上げは約50億円を見込んでいる。15年度には、150億円に伸ばすことが目標だ」と意気込みを語った。

 なお、海外ビジネスのうち、中国については、「魅力的な市場だが、資金回収が難しい」(石川社長)と判断して、慎重な姿勢をみせている。(真鍋武)