消費者が電化製品を購入する際、単一機能の電化製品の購入意欲が減少し、多機能電化製品を購入する意向が著しく高まっていることが明らかになった。米アクセンチュアが、2012年9月に実施した調査の結果を「電化製品・サービス利用に関するアクセンチュア グローバル調査リポート(Global Consumer Electronics Products and Services Usage Report)」の2013年版として、1月7日に発表した。

 調査は、日本、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、インド、ロシア、南アフリカ、スウェーデン、英国、米国に居住する1万1000名を対象にオンラインで実施。16種類の電化製品(単一機能製品11種類、多機能製品5種類)を挙げて購入意向をたずねた。その結果、消費者が単一機能製品を購入する意向は、前年に比べて変わらないか、もしくは減少した。例えば、「ブルーレイディスクプレイヤーの購入を考えている」と答えた割合は11%から10%に微減。デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、据置き型ゲーム機については前年と変わらなかった。

 これに対して、2013年に多機能製品の「購入を予定している」と答えた回答者は、「デスクトップ/ノートパソコン」で前年の16%から36%に、「スマートフォン」で27%から41%に、「ハイビジョンテレビ」で20%から33%に、「タブレット端末」で16%から23%へと、それぞれ大幅に増加した。

 単一機能製品の購入意欲は全体的に横ばいもしくは減少だったが、明るい材料もあった。「基本機能の携帯電話」が6%から10%に、「GPS端末」が9%から11%に、「健康関連機器」が7%から9%に、「電子書籍リーダー」が8%から9%に、「購入を検討する」割合が微増した。

 このほか、消費者は、ほとんどの多機能製品で使用されているオペレーティングシステムに、特別なこだわりをもっていないことがわかった。回答者の66%は、異なるオペレーティングシステムを搭載したモバイル機器やパソコンについて、「購入を検討する」と回答。切り替えを考える理由として、24%が「ほかにどのようなオペレーティングシステムがあるか体感してみたい」、23%が「別のオペレーティングシステムですぐれたユーザー体験を得る」、23%が「より革新的なサービスやアプリケーションを使う」と回答した。(信澤健太)