アクセンチュア(程近智社長)は、7月25日、今後3~5年の間に企業・団体・政府がITを活用していく際の指針となる「Accenture Technology Vision 2012」を発表した。

 「Accenture Technology Vision 2012」では、ITのトレンドとして「嗜好・行動様式に応じたITサービス」「ソーシャルと企業ITの統合」「新旧データの融合」「工業化されたデータベース」「クラウドで実現する機敏なIT」「セキュリティに対する発想の転換」を挙げた。

 このうち「ソーシャルと企業ITの統合」では、FacebookなどSNS(ソーシャル・ネットワーキングサービス)でのソーシャル活動について、社内に専門の事業部を設けるなどして積極的に参加し、ユーザーと直接コミュニケーションをとりながら商品の開発などを行っていくべきだと指摘した。

 テクノロジーコンサルティング本部イノベーション&アライアンス統括の沼畑幸二エグゼクティブ・パートナーは「SNSを活用し、ユーザーの生の声をリアルタイムに取り込むことで、売れる商品を開発することができる。企業のつくった商品を一方的にユーザーへ届けるBtoCから、ユーザーが企業の商品開発に直接関わっていくCtoBへと変えることが重要」とした。

沼畑幸二エグゼクティブ・パートナー

 また「セキュリティに対する発想の転換」では、セキュリティが破られることを100%防ぐことはできないと指摘。完璧なセキュリティをつくることよりも、被害を極小化するセキュリティへと発想を転換し、何か起こったときにはすぐに検証と防衛策を検討できる環境を整えるよう提案している。(真鍋武)