アクセンチュア(程近智社長)は、8月3日、スマートデバイスの活用によって企業の経営革新を支援する「モビリティサービスグループ」の新設を発表した。グループ統括には清水新エグゼクティブ・パートナーが就任。国内でアクセンチュア・リモートテストサービス(TaaS)などを提供していく。

 モビリティサービスは、スマートデバイスを利用して業務プロセスの「見える化」など経営を高度化する「エンタープライズ・モビリティ」、スマートデバイス向けアプリケーションソフト開発の「Testing as a Service(TaaS)」、「M2M」の各領域で展開。企業のスマートデバイスを活用した経営戦略などの策定、スマートデバイス向けのアプリケーションやプラットフォームの設計・開発、実際のサービス運用までカバーをする。

 アクセンチュア グローバル本社 モビリティサービスグループ アジア・パシフィック統括のJung-Wook Kimエグゼクティブ・パートナーは、「アジア太平洋地域でみて、日本は最も重要な国という位置づけだ。日本でモビリティサービスグループを設置するにあたっては、かなりの投資と労力を割いてきた」と話した。

アジア・パシフィック統括のJung-Wook Kimエグゼクティブ・パートナー

 とくに、スマートデバイスのアプリケーションを実機で動作検証するTaaSのリモートテストサービスをアピール。テストセンターを会津大学産学イノベーションセンターに置き、アクセンチュアとNTTドコモが共同で運営する。

 ウェブからテストセンターのスマートデバイスにアプリケーションをインストールし、カメラで撮影した実機の映像を見ながら、リアルタイムに動作検証ができる。簡易プログラムで複数の端末を自動でテストしたり、結果の報告書を自動で作成したりする機能も搭載。ユーザーは、アプリケーション開発の工数・コストを削減できる。現在はドコモが扱うスマートデバイスの約50機種に対応し、今後は他キャリアにも拡充していく。

 清水新エグゼクティブ・パートナーは、「アプリケーションを開発する企業がQCD(クオリティ・コスト・デザイン)を高めるためには、テスティングしかない。テスティングで一番重要なのは、テスト環境の自動化だ。アクセンチュアは、国内では唯一無二のテスティングセンターを設置した」とアピールした。(真鍋武)

モビリティサービスグループ統括の清水新エグゼクティブ・パートナー