デル(郡信一郎社長)は、2月20日、2013年のストレージ戦略を発表した。

 米デル バイスプレジデントジェネラルマネージャーのアラン・アトキンソンストレージ担当は、グローバルでのストレージ分野での近況を紹介。「ストレージ戦略『Fluid Data Architecture』の下で製品ポートフォリオを拡充し、順調に売り上げを伸ばしている。例えば『EqualLogic』シリーズのユーザーは、2008年の12倍に増加し、また『Compellemt』シリーズのサポート顧客満足度は96.77%と高い評価を得ている。売り上げは、約2年前のCompellen買収時点の約2.5倍になった」とアピールした。

 好調の理由を、アトキンソンストレージ担当は「20億ドル以上、投資しているからだ。ストレージエンジニアリングチームの人員は、3倍以上に拡大している」と説明。また、「他社と違って、デルのストレージ戦略はレガシー製品にこだわらず、独自の視点の下で開発を進めている。マーケティングチームは、年間約20億回ユーザーと接触してニーズを吸い上げている」とした。

米デル バイスプレジデントジェネラルマネージャーのアラン・アトキンソンストレージ担当

 エンタープライズ・ソリューションズ統括本部長の町田栄作執行役員は、2013年のストレージ戦略を説明した。「iSCSI市場のストレージ分野で、日本では17四半期連続でシェア1位を獲得している。『EqualLogoc』シリーズの年間成長率は47%で、日本のiSCSI市場はデルが引っ張っていっているといっても過言ではない。13年はセミナーやイベント、ユーザー会などを活用して、さらに認知度の向上に努める。また、サーバーやストレージ、ネットワークなどを別々に売るのではなく、統合化してコンバージドインフラストラクチャとして提供していきたい」とした。

 パートナー戦略については、「デルは直販というイメージが強いが、すでにストレージの分野では約40%がパートナーによる間接販売だ。パートナーのおかげで成長できている。13年はパートナー比率を50%にしたい」と話した。

エンタープライズ・ソリューションズ統括本部長の町田栄作執行役員

 デルは、この日バックアップアプライアンスの新製品「Dell DR4100」を発表。「Dell PowerEdge第12世代サーバー」を基盤とした次世代バックアップアプライアンスで、データの重複排除・圧縮技術を搭載し、バックアップに必要なストレージの容量を最大で15分の1まで削減する。拡張シェルフを2台追加することで、ストレージの使用容量を2.7TBから最大で81TBまで拡張することができる。参考税込価格は161万円。3月中旬に出荷を開始する予定だ。(真鍋武)