東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G、石田壽典社長)は、4月1日、企業間、組織間のコラボレーションをサポートするクラウドサービス「Business b-ridge」の提供を開始し、個別の業務アプリケーションの第一弾として「サプライチェーンコラボレーション」「品質保証コラボレーション」を発売した。

 クラウド環境にMicrosoft Windows Azureを採用したSaaSサービス。管理者が統制できるセキュアなシステムによって、複数企業のユーザーが参加してデータ作成や文書作成などを行う「協働ワーク」の場を提供する。製造業などのサプライチェーンで、部門や企業の枠を越えたビジネス・コラボレーションを実現する。

 管理者は、簡単なパラメータ・ロールの設定で、きめ細かい権限管理ができる。ユーザーは、自分に関係ないデータを気にすることなく、誤操作のない快適な環境で仕事を進められる。インターフェースは有名表計算ソフト風で、使い勝手にも留意して開発した。

 「Business b-ridge」の提供と同時に、業務アプリケーションとして「サプライチェーンコラボレーション」「品質保証コラボレーション」の二つを提供。「サプライチェーンコラボレーション」は、販売者と製造者間の納期調整や書類授受、製造実績報告などの業務をサポートする。「品質保証コラボレーション」は、苦情受け付け、原因調査、回答、対策案作成までの一連の品質保証業務で、組織横断のコミュニケーションを実現する。

 今後、設計業務用の「エンジニアリングコラボレーション」、プロジェクト業務に利用する「チームマネジメント」、ヘルプデスクや顧客サービス用の「サービスデスク」、社内の総務業務用の「総務業務コラボレーション」を追加する予定だ。

 利用料金は、1社あたり基本料金が年間80万円、1ユーザーあたりの利用料が1万2500円。アプリケーション利用料も個別に発生するが、SaaSとしてサービス提供するので、従来の10分の1程度の価格と納期で提供できるという。B-EN-Gは、初年度、30社/3000ユーザーへの納入を目指す。(本多和幸)