モバイルアイアン(ボブ・ティンカー社長)は、BYOD(個人端末の業務利用)の推進をサポートするモバイルIT向け管理・セキュリティソリューションの営業展開を日本でも強化する。ソフトバンクBBなど4社の販売パートナーと、大企業をターゲットに市場拡大に取り組むほか、プラットフォーム上に実装する法人向けアプリの開発パートナー拡大を目指す。

 モバイルアイアンは、iOSとアンドロイドOSのMDM(モバイル端末管理)で世界1位のシェアをもつ。2年前に日本に進出して順調に実績を伸ばしており、グローバルでの管理端末台数300万台のうち、5~7%を日本のユーザーが占める。

 技術の特徴は、「BYODで企業が各端末に配布するアプリケーションをコンテナ化できること」(柳下幹生VP of Sales,APAC & Japan)だという。モバイルアイアンのセキュリティプラットフォーム上でコンテナ化されたアプリには、認証・認可、アクセス制限、暗号化、アプリケーションの使用状況のモニタリングといった機能を一括で付加でき、個人端末でのコピー&ペーストやアプリケーション間通信も制御することで情報漏洩を防止する。

 さらに、アプリと企業のバックエンドのリソースを接続するゲートウェイ「モバイルアイアンSentry」によって、従来のデバイス単位ではなく、アプリ単位でVPNを設定できる。

 柳下氏は「スマートデバイス利用における情報漏洩のリスクを解決し、他社のMDM製品とは区別できるソリューションを展開している」と、技術のメリットを強調する。今後、同社のプラットフォーム上に実装できるアプリの拡充を図り、「パートナーと協力して、ユーザーのニーズに応えるソリューションをアップデートし続けていく」(柳下氏)としている。(本多和幸)

柳下幹生・VP of Sales,APAC & Japan