システム保守会社の富士通エフサス(今井幸隆社長)は、仮想化関連事業の拡大に向けて技術者の育成に力を入れている。VMwareやCitrixなどの認定技術者を増員して、今年度(2014年3月期)、サーバー仮想化・クラウド関連のビジネスで売上成長率2ケタ増を狙っている。

中元政英
本部長代理
 仮想化関連の技術者として擁しているのは、「VMware Certified Professional(VCP)」について500人以上、「CCA(Citrix Certified Administrator)」は250人以上。中元政英・サービスビジネス本部長代理は、「技術者が多いことを強みに、仮想化関連のインフラ構築からシステム運用までを提案できるようになった」と、頬を緩める。最近では、ほぼすべての案件で仮想化に関するニーズが出てきていることから、昨年度はデータセンターなどによる、クラウドサービスの提供を踏まえたインフラ構築などのサーバー仮想化関連ビジネスの売り上げが前年度の57%増を記録した。

 今後は、「サーバー仮想化だけでなく、デスクトップ仮想化についても案件を獲得する」と、ビジネス領域の拡大を図る。そのために、デスクトップ仮想化に関する検証支援や設計・構築、運用代行などのサービスを体系化した。また、サーバー仮想化では、「大企業に加えて100人規模の中小企業も対象にしていく」とユーザー層のすそ野を広げることを視野に入れる。このような取り組みで、今年度の売り上げについては「2ケタ増は固い」と自信をみせている。(佐相彰彦)