年頭所感

【2013年 年頭所感】 富士通エフサス

2013/01/10 20:40

週刊BCN 2013年01月07日vol.1463掲載

Change

今井幸隆 社長
 少し前に流行した言葉だが、2013年の富士通エフサスにとって大切なことを表しているので、キーワードには「Change」を掲げる。意識や行動、スピード、ユーザー企業・団体に提供する価値など、さまざまなことを見直して、安定成長するために変わっていく必要がある。

 2012年は、「新しい価値の創造」をテーマとして、当社がこれまで手がけていなかった新規ビジネスにチャレンジして成果を上げた。農業向けクラウド、在宅医療を支援するサービス、製造業のアフターサービス業務を代行するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスなどを、新設した「次世代企画ビジネス本部」が中心になって企画し、一部では実証実験や試験運用を始めた。まだ大きな売り上げを見込めるほどにはなっていないが、ユーザーに受け入れられる可能性は十分にあると感じている。日本のIT産業の停滞は明らかだ。既存ビジネスだけで安定成長するのは難しい時代だけに、こうした新ビジネスへの挑戦は、引き続き進めていく。

 富士通エフサスのメイン事業である保守サービスは縮小しており、歯止めがかからない。しかし、これは計画に織り込み済みで、そのマイナスを運用サービス事業で補おうと数年前から体制を整えた。運用サービスは順調に伸びており、13年も強化事業になる。力を入れている分野は引き続き強化し、新しいビジネスにもどんどんチャレンジする。13年はそんな年にしたい。
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外部リンク

富士通エフサス=http://jp.fujitsu.com/group/fsas/