ネオジャパン(齋藤晶議社長)は、5月8日、1000ユーザー以上の大規模向けのクラウド型グループウェアサービス「desknet's クラウドエンタープライズサービス」の提供を開始した。クラウド基盤には、DC事業を手がけるビットアイル(寺田航平社長兼CEO)の利用型プライベートクラウドサービス「サーバオンデマンドNEXT」を採用している。

 「desknet's クラウドエンタープライズサービス」では、2012年12月にリリースした最新グループウェア「desknet's NEO」をクラウド上で提供する。スケジュールやウェブメール、ワークフロー、文書管理などの基本機能のほかに、ユーザーのつぶやきを投稿したり、チャットしたりできるソーシャル機能「ネオツイ」を搭載。また、「次世代のウェブ標準技術であるHTML5を採用しており、ユーザーが直感的に操作できるUI(ユーザーインターフェース)を実現している」(ネオジャパンマーケティング統括部の市村英二氏)。さらに、セキュリティ機能として、SSLによる暗号化や接続元IPアドレスによるアクセス制限、BASIC認証による認証強化などのオプションを用意した。価格は、初期費用が無料、1ユーザーあたり月額利用料400円で、「競合と比べても安い」(市村氏)という。

 低コストで提供できる背景には、サービスのクラウド基盤に、99.99996%(2012年実績)の高可用性を誇るビットアイルの利用型プライベートクラウドサービス「サーバーオンデマンドNEXT」を採用していることがある。一般的に、パブリッククラウドは、スモールスタートを前提とした従量課金制で、トラフィックに対する課金もあるので、大規模な利用では割高になることが多い。

 しかし、「サーバオンデマンドNEXT」では、「他社と共同でリソースを利用するパブリッククラウドではなく、ユーザー専用の環境を提供するので、必要に応じてシステム構成を柔軟にコントロールできる。また、トラフィック料も固定なので、大規模向けにアプリケーションを提供するユーザーが事業モデルをつくりやすい」(ビットアイルの高倉敏行マーケティング本部長)という。ネオジャパンは、高可用性、高信頼性、低コストの専用プライベートクラウド環境を利用することで、同等の価値を大規模ユーザーに提供できるわけだ。(真鍋武)

ネオジャパンマーケティング統括部の市村英二氏(左)とビットアイルの高倉敏行マーケティング本部長