ネオジャパン(齋藤晶議社長)は、2月26日、グループウェア「desknet's(デスクネッツ)」の後継として、同等製品で初となる「HTML5」を全面採用した新製品「desknet's NEO(デスクネッツ ネオ)」の小中規模向けパッケージ版(スモールライセンス)を発売した。昨年12月に発売した大規模モデルと同様のアプリケーションを搭載したほか、スモールライセンスのリリースに合わせてスマートデバイス普及を見越し、iPhoneカレンダーなどの機能を追加。初年度は、大手流通卸などを通じて1万社/100万ユーザーへの導入を目指す。

齋藤晶議
社長
 中小規模向けの「desknet's NEO」は、2年以上の開発期間を経て、インターフェースに「HTML5」を採用。従来のウェブアプリと一線を画す見やすさと使いやすさを実現した。「HTML5」の採用で、機種を選ばずにスマートデバイスの標準ブラウザで利用することができ、個々の端末へのインストール作業が不要で、BYOD(個人所有端末の業務使用)への対応も容易だ。

 特徴的なのは、大規模向けの機能をすべて標準提供していることだ。例えば、無制限の組織階層による柔軟な組織管理ができるほか、36か国の外国語メールや海外拠点との共通利用を踏まえタイムゾーンにも対応した。データベースは、大規模版で採用したOracleデータベースやSQL Serverでなく、オープンソースのPostgreSQLを採用し、高速検索を可能にした。また、iCalender連携アドオンを無償で提供し、「desknet's NEO」に登録したスケジュールなどを、iPhoneカレンダーやGoogleカレンダーへ取り込むことができる。

 現バージョンの「desknet's」ユーザーは、無償でアップグレードが可能で、データ移行ツールで簡単にリプレースできる。スモールライセンスは従業員5~300人規模を対象しており、新規導入価格は5ユーザーで3万9800円。Lotus NotesやサイボウズOfficeなど他社製品からの乗り換えの場合は5ユーザーで1万1940円と、「1ユーザーあたり、買切で約1000円という、どこにも負けない圧倒的な低価格で提供する」と齋藤社長は胸を張る。

 販売は、1次店のソフトバンクBBやダイワボウ情報システムなど10社とシステムインテグレータ(SIer)のパートナーを通じて行う。齋藤社長は「販売代理店と共同で導入後の利用セミナーを開催して、定着を図る」と、フォローを強化して、「HTML5」の使い勝手を浸透させる方針だ。(谷畑良胤)