デル(郡信一郎社長)は、1月23日、UTM(統合脅威管理)アプライアンス製品「Dell SonicWALL」のビジネス戦略を発表した。

 

デル ソフトウェア事業本部 セキュリティソフトウェア本部 藤岡健本部長

 調査会社のIDC Japanによると、2012年のUTM分野での「SonicWALL」の国内シェアは2番手で、SMB(中堅・中小企業)を中心に堅調に推移している。デル ソフトウェア事業本部 セキュリティソフトウェア本部 藤岡健本部長は、「2014年度(2013年2月~2014年1月)は、過去最高の出荷台数を記録した」と説明。売り上げは、2012年のソニックウォール買収時から3倍強に伸びているという。

 2015年度は、この勢いを加速させるために、チャネルビジネスの活性化を推進する。既存の代理店に対しては、アップグレードもしくは他社製品からの置換えを促すキャンペーンプログラムの推進を予定。さらに新規代理店の開拓策として、トレーニングプログラムの定期開催、個別リベート、アワードプログラムなどを推進していく。

 デルは、「SonicWALL」にIT資産管理アプライアンス「Dell KACE」、セキュリティ運用管理サービス「Dell SecureWorks」を加え、トータルセキュリティソリューションとして販売を推進していくことによって、中・大規模法人市場のシェアを伸ばす考えだ。藤岡本部長は、「巧妙化、悪質化する脅威に対応しなければならず、企業のセキュリティ運用負荷は増加している。デルはワンストップでセキュリティソリューションを提供することによって、負荷軽減に貢献する。パートナーを通じてソリューション販売を強力に推進していきたい」と述べた。
(畔上文昭)