【上海発】中国・上海に本社を構える恒川システム(上川著芳代表取締役)は、4月30日、埼玉県に新会社、グローバルコマースを設立した。中国への進出を検討する日系の中小メーカー向けに、市場調査や現地代理店との契約代行などのサービスを提供していく。

 2003年に設立した恒川システムは、約30人の従業員を抱え、中国に進出している日系企業向けに、ECサイト構築や基幹系システムなどの事業を展開している。顧客はすべて日系企業で、約10社と長期契約を結んでいる。過去4年間は、ローカル企業の開拓にも取り組んだが、上川代表取締役は、「日系企業と比べて見積額が小さいなど、障壁は大きいとみて考えを改めた。現在は日系企業の開拓に特化している」という。

 新会社のグローバルコマースは、これから中国での製品販売を検討する中小の日系メーカーを対象に、市場調査などのサービスを提供。「製品の市場動向や競合関係、適正価格などの調査だけでなく、テスト販売も支援する。さらに、現地での販売代理店となりうるEC企業との契約代行も提供していく予定だ。すでに、いくつかの現地EC企業とは、その交渉を進めている」(上川代表取締役)という。

 上川代表取締役は、「中国では、食品や肌に直接触れる薬品など、とくに生活上の安心・安全に関わる商材の需要が高い」とみて、こうした製品を提供する日系中小メーカーと中国EC企業とのやりとりの窓口として機能させていく。(上海支局 真鍋武)

上川著芳代表取締役