【上海発】中国・上海に本社を置くITサプライヤーの上海恩覬系信息科技(NEXT-G、小谷天人CEO)は、ITとコンサルティングを組み合わせた独自ソリューションによって、リスク統制やマーケティング営業支援のビジネスが伸びている。今年度(2014年12月期)に入って、前年度比で約2倍のペースで引き合いが増えているという。

小谷天人CEO

 上海恩覬系信息科技は、ITシステムの企画から開発、導入、運用、保守までのICT導入支援サービスを提供しているほか、経営・現場改善コンサルティングサービス」、人事・労務コンサル/人材開発・企画サービス、マーケティング営業支援サービスなどのコンサルティングサービスを手がけている。IT製品とコンサルティングサービスを柔軟に組み合わせて提供できることが強みで、NEXT-Gでは、これを「ハイブリッド・シナジー・ソリューション(複合型相乗効果改善提案)」と呼んでいる。ユーザーは、これまで個別に依頼していたIT導入と経営コンサルティングの窓口をNEXT-Gに一本化することができる。これまでに、製造業や物流貿易業、流通業、サービス業など、日系企業を中心として約40社を支援してきた。

 小谷CEOは、リスク統制やマーケティング営業支援の案件が増えている背景について、「アベノミクスによる好景気で投資意欲が増しているだけでなく、日系企業の中国現地法人が企業として成長してきたことで、これまで手が回らなかった資産管理などのリスク統制や、属人的に行っていた営業の仕組みをきちんと構築しようとするケースが増えてきた」と分析。NEXT-Gは、これまで3か月に一度ほど実施していたセミナーを倍のペースで開催することで、受注拡大に弾みをつける。(上海支局 真鍋武)