クラウド上でアプリケーションテストのための環境を提供する米SOASTA(トム・ルーニボス社長兼CEO)は、5月23日、アジア展開の一環として新たにSOASTA International Inc.(SOASTA Japan)を設立し、事業を本格的にスタートしたと発表した。代表には、IT業界で25年以上におよぶ経験をもつ駒林一彦氏が就任した。SOASTA Japanは、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドン、ムンバイ、上海のグローバル5都市に続く6番目の拠点となる。

 SOASTAは、クラウドをグリッド利用し、実ビジネスレベルのスケールでの負荷・性能テスト低コストで実現する「SOASTA CloudTest」のほか、ウェブサイトのレスポンスをすべてのエンドユーザーレベルでリアルタイムに計測し、ビジネスメトリクスとして活用できるリアルユーザメジャーメント・ソリューション「SOASTA mPulse」、継続的なモバイルアプリケーションテストの自動化でテスト時間を大幅に短縮し、コストを削減するソフトウェア「SOASTATouchTest」を提供。開発テスト工程から運用にかかるプロセスの大幅な省力化を支援している。

 SOASTAのテストソリューションは、すでに約600社以上のグローバル企業で採用され、新機能や高負荷時の性能に関するテストなどで高い評価を得ている。小売サービスのほか、ファイナンシャルサービス、メディア、通信、消費財、テック業界などで豊富な導入実績をもつ。ソチオリンピックの公式ウェブサイトにも採用され、会期前に万全の状態を確保することができただけでなく、最適なチューニングを行い、リアルタイムでの性能確認と分析機能を提供し、オリンピック期間中にも高い信頼性と効果を証明したという。

 SOASTA Japanは、グローバルでもとくに高い品質を求める日本の顧客に対して、安心してサービスを開始してもらうためのテスト環境と性能分析環境を提供することを目的に設立した。すでに国内で10万ユーザー以上の規模での負荷試験を実施した顧客実績があり、国内のリテール企業、オンライン専業企業や通信サービス企業などを中心に、今後2年間で40システム程度の納入を目指す。また、SOASTAのソリューションをもとにサービスを展開するパートナー企業との協業によって、加速する日本企業のオンラインビジネスの成功を支援していく。