【上海発】SCSKの中国現地法人である住商信息系統(上海)(SCS上海、束巍総経理)は、10月16日、中国・上海で「事例に学ぶ 中国市場の開拓を加速させるIT活用術 攻めと守り」と題した日系企業向けセミナーを開催した。ユーザー企業の経営層や情報システム担当者を中心に、約120人が参加した。

 セミナーは、「IT有効活用編」と「中国市場人事労務編」の2部制で実施。「IT有効活用編」では、コクヨの内田一雄・情報システム部長が、営業支援や顧客管理などの「攻め」と、情報セキュリティなど「守り」の観点から自社のIT活用法を説明。その後、SCSKの担当者が、Salesforce.comなどのCRM/SFAシステムやセキュリティ対策ツールを紹介した。「中国市場人事労務編」では、日系企業の人事制度の設計を支援する上海基望斯企業管理諮詢の清原学・董事長総経理が、中国で運用しやすい人事処遇制度を説明した。

 セミナーの最後には、SCS上海の束総経理が登壇し、今後の取り組みとして、運用・保守サービス「グローバルAMO(Application Management Outsourcing)サービス」に力を注いでくことを強調。「中国の日系企業にとって、ITの活用で一番難しいことは、システムの運用だ。法制度が変わったり、キーマンが離職したり、駐在員が入れ替わったりして、導入したシステムがうまく利用されていないケースが多々ある」という。

 「グローバルAMOサービス」は、日・中・英語の3か国語に対応し、中国の商習慣や法規制を熟知したコンサルタントによって、ヘルプデスクだけでなく、業務コンサルティングを含めたサポートを提供。SCS上海は、SCSK本社と同一のプロジェクト管理手法や開発基準を適用し、サービス品質は日本と同じレベルだ。ユーザー企業は、複数拠点の運用・保守を一括してアウトソースすることで、コスト削減につなげることができる。(上海支局 真鍋武)

束巍総経理