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内田洋行 ワークスタイル変革の見本市 ITとファシリティを融合
2014/12/25 18:54
週刊BCN 2014年12月22日vol.1560掲載
部長
こうして、どのようなオフィスのレイアウトで、どんな設備をどのように配置し、どの業務にどれくらいの時間をかければ業務の生産性が向上するのかを検証してきた。その結果を受けて、リニューアル時には、新川第2オフィスへの移転直後と比較して、コラボレーションエリアの面積を38%拡大した。
また、「業務の特性ごとに最適な環境を柔軟に選択するためには、紙の資料のストック量を極力減らすことも重要なポイント」(矢野部長)になる。そこで同社は、社員ごとに割り当てられたロッカーに収納できる量しか紙資料のストックを認めないことにして、提案書などはドキュメント管理ツール「Alfresco」に保存のうえ、社員間で共有できるようにした。Alfrescoへの提案書登録件数は、今年6月時点で約1万件に達した。また、提案書を社員同士が評価し合う仕組みもつくり、オフィス内のデジタルサイネージには、評価が高い上位20位までの提案書が随時掲載されるようになっている。
こうした移転後のオフィス改革、業務改革が功を奏し、営業部隊の顧客対面時間が倍増し、全勤務時間の50%を占めるまでになったという。矢野部長は、「こうした成果を積極的にアピールして、お客様の業務改革に貢献できるソリューションを提案していきたい」と意気込んでいる。(本多和幸)
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