北海道日立システムズ(巽謙治社長)と太田精器(太田裕治代表取締役)は、専用装置を使って点滅発光と威嚇音により、エゾシカやヒグマなどの野生動物を農地から遠ざけ、農作物を保護する「新鳥獣害対策ソリューション」を、5月11日に発売した。

 新鳥獣害対策ソリューションは、太田精器のLED鳥獣忌避装置「モンスタービーム」と、監視カメラや録画装置、通信装置などを組み合わせて提供するソリューション。「モンスタービーム」は、不規則に点滅する赤、青、黄、白4色のLED照明と、猛獣の鳴き声や銃声などの威嚇音を不規則に組み合わせて鳥獣を追い払う装置で、光と音を使ってエゾシカなどの野生動物を農地から遠ざけ、農作物被害を防ぐことができる。

 また、農地に近づいた野生動物の様子を録画し、メールでPCやスマートフォンに通知する機能を備えており、自宅にいながら農地の状況を映像で監視でき、簡易的な防犯装置としても活用することができる。さらに、マイクロ波センサーを利用しているため、雨・砂・雪など野生動物以外の要因によって装置が誤作動するリスクを大幅に低減している。

 同ソリューションは、北海道日立システムズが北海道内で農業関連ビジネスを展開している日立キャピタルなどと連携して、農家やJA(農業協同組合)、自治体などへ販売し、装置の設置、不具合時の修理・交換対応、問い合わせ対応などを含めてワンストップでサポートする。

 税別価格は、基本モデル(モンスタービーム単体)が60万円/台から、標準モデル(モンスタービーム(マイクロ波センサー)+カメラ)が135万円/台から、拡張モデル(標準モデル+録画機能)が170万円/台から。

 今後は、さらなる効果を得られるよう、画像を提供するなどして、東京農業大学教授の相馬幸作氏と連携を図っていく。また、北海道日立システムズと太田精器では、農地だけでなく鉄道、道路、公園などで、野生動物の被害で困っている団体や企業向けに同サービスを拡販し、17年度末までに累計100セットの販売を目指す。