日本システムウエア(NSW、多田尚二社長)と三井物産エレクトロニクス(MBEL、市川誠社長)は、NSWのM2M/IoTクラウドプラットフォーム「Toami」と、MBELが取り扱うLibelium社(本社・スペイン)製の屋外用途向け多機能センサーを組み合わせた、農業向けM2M/IoTサービスの提供を、3月17日に開始した。

 今回開始する農業向けM2M/IoTサービスは、Libelium社のセンサー「Plug&Sense!」で入手した温湿度や風向などのデータを同社製ゲートウェイ「Meshlium」を経由して「Toami」に送り、モニタリングや監視/制御などを行う。これらの一連のサービスをまとめて提供することにより、「早く」、「簡単に」、「わかりやすく」先進農業を実現することが可能となる。

農業向けサービスのイメージ

 Libelium社は、海外で大規模農業、スマートシティ、インフラなどさまざまな分野にセンサーネットワーク機器を提供している。また、M2M/IoTで重要な機能を担うM2Mプラットフォームとも数多くの接続・利用実績がある。さまざまなセンサーをラインアップしていることが同社の大きな特徴で、例えば、「大気中(ガス)の成分、温湿度」、「水中の温度、pH、誘電率、濁度」、「土中の温湿度」、「日射量」、「風向・風力」などのセンサーをラインアップしている。ZigBee(Digi-Mesh)、3Gなどの無線ネットワークや防水、ソーラー充電などの機能も備えており、農業を始めとした屋外利用目的に最適なセンサーソリューションとなっている。

 「Toami」は、リモート機器からのデータをセキュアでリアルタイムに検索でき、ドラッグ&ドロップで簡単に開発できる機能などを用意している。製造機器の遠隔監視や生産ラインの稼働率監視、電力のデマンド監視、農業向けM2M、構造物のモニタリングなどの用途を中心に、M2M/IoTサービスを低コスト・短期間で実現できる。

 今回のサービスは農業関係者を対象とし、高齢化や後継者不足、分散圃場管理といった課題解決や高付加価値農作物の生産など、日本農業のバリューアップを支援していく。