富士ソフトグループのサイバネットシステム(田中邦明代表取締役)は、クオリティソフト(久保統義社長)のIT資産管理「ISM CloudOne(アイエスエム・クラウドワン)」のハードディスク(HDD)暗号化機能の実装の技術協力を行ったと発表した。これによってクラウド型の端末管理システムにおいてHDDを丸ごと暗号化する機能追加を実現している。

 今回、採用した暗号化技術は、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(堀昭一社長)のHDD暗号化ソフト「Full Disk Encryption(フルディスク・エンクリプション=FDE)」で、サイバネットとクオリティ、チェック・ポイントの3社協業によって実現した。HDD暗号化オプションを搭載したクオリティの「ISM CloudOne」は7月31日に販売を始める予定。

写真左からチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの堀昭一社長、クオリティソフトの久保統義社長、サイバネットシステムの田中邦明代表取締役

 クオリティの「ISM CloudOne」に、チェック・ポイントの「FDE」実装したHDD暗号化オプション機能の名称は「ISMディスク暗号」で、この機能を活用することによって、HDDを丸ごと暗号化することができ、従来のセキュリティ維持・管理に加えて、万が一の盗難・紛失時にもパソコン内のデータを強力なセキュリティで守れるようになる。

「ISMディスク暗号」の活用イメージ。サイバネットシステムの資料から引用

 また、暗号化適用状況の確認やリカバリファイルの一元管理が行えるため、暗号化未適用のクライアント発見や、ユーザーがパスワードを忘れた場合のリカバリを、専用サーバーを用意することなくクラウドで簡単に実現できる。

 サイバネットは1998年からクオリティ社のIT資産管理ツールの販売・サポートを手がけており、現在までに約1000契約の導入実績を誇る。チェック・ポイントのFDE(旧製品名「Pointsec PC」)についても、10年にわたる販売・導入実績がある。こうした経験を通じて頂いた“クラウド型の端末管理システムでハードディスク暗号化機能までサポートして欲しい”というユーザの要望に応えるかたちで、今回の「ISMディスク暗号」機能を3社協業で開発した。