チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(チェック・ポイント)は、4月3日、記者会見を開き、四つの成長戦略を発表した。冒頭、4月1日に就任した堀昭一社長が挨拶。新社長としての抱負などは別の機会に述べるとした。

 成長戦略は、前社長の本富顕弘副社長執行役員が説明。四つの成長戦略として「FWから、NGFWへ」「大規模エンタープライズへ。さらに、中小企業へ」「アプライアンス販売。さらに、サービス提供へ」「ゲートウェイ・セキュリティ。さらに、エンドポイント・セキュリティへ」を挙げた。

堀 昭一社長

 「FWから、NGFWへ」は、ファイアウォール(FW)から次世代ファイアウォール(NGFW)へ、ということ。製品としての「Check Point Next Generation Firewall」を表しているのではなく、このソリューションを含む各製品による多層防御、それらの統合管理、そしてアプライアンスからクラウドまでさまざまなプラットフォームをサポートすることによって実現する次世代ファイアウォールを表している。こうした総合力をアピールすることで、前年比1.5倍の売り上げを目指す。

本富顕弘副社長

 「大規模エンタープライズへ。さらに、中小企業へ」では、現在のボリュームゾーンであるエンタープライズ向けとデータセンター向けの製品から、同社が「ウルトラ・ハイエンド」と呼ぶ大型案件を増やす。そして、パートナー企業を増やし、中小企業にもリーチしていく戦略だ。中小企業向けを担うパートナー企業には、数百台のオーダーで製品を供給できる体制を整えた。

 「アプライアンス販売。さらに、サービス提供へ」では、月額課金でアプライアンス製品を提供するレンタルサービスと、クラウド側にソフトウェアをもつセキュリティソリューションを提供していく。

 最後の「ゲートウェイ・セキュリティ。さらに、エンドポイント・セキュリティへ」は、これまで提供してきたゲートウェイ・セキュリティに加え、モバイル端末を対象にすることを意味する。「エアコンや自動車に不正アクセスする動きも出てきている」と本富副社長。本格的なIoT(Internet of Things)時代を迎えるにあたって、エンドポイントのセキュリティ対策ソリューションを強化していく考えだ。(畔上文昭)